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名種牡馬ホスピタリテイが死亡

皐月賞馬ドクタースパートの父として知られる名種牡馬ホスピタリテイ(牡29歳、父テュデナム)が8月4日早朝、繋養先である新冠町の森牧場で老衰のため死亡した。
同馬の競走成績は11戦10勝。1981年に南関東・大井でデビューすると、羽田盃を制するなど8戦8勝の成績を残し、82年7月に中央へ移籍した。転厩緒戦となったセントライト記念では、その年の皐月賞馬アズマハンターらを退け優勝。鮮烈な中央デビューを飾った。しかし、続くジャパンC前哨戦の国際招待オープンでは、カナダ調教馬フロストキングの2着と、生涯初の敗戦を喫した。その後は脚部不安で休養。復帰戦を制したが、脚部不安を再発したため現役を引退した。
種牡馬入り後はドクタースパート(G1皐月賞)、シャコーテスコ(G2セントライト記念)、ファンドリポポ(G24歳牝馬特別)など、数多くの重賞ウイナーを送り大成功。92年にはNARチャンピオンサイアーに輝いた。また、母の父としてもオフサイドトラップ(G1天皇賞・秋)らを輩出し、名声を高めた。
05年に種牡馬登録を抹消。功労馬として余生を送っていた。同牧場では「種牡馬として大活躍してくれて感謝しています。最期は眠るように息を引き取りました。天国でゆっくり休んでほしい」と、苦楽を共にした愛馬の冥福を祈っていた。


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