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ブラックタイドがブリーダーズSSで種牡馬入り

ディープインパクトの全兄で、G2スプリングSなどを制したブラックタイド(牡7歳、父サンデーサイレンス)が現役を引退し、来シーズンから日高町のブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬入りすることが決まった。
同馬は2001年のJRHAセレクトセール出身馬。ノーザンファームから上場され、1億185万円で金子真人氏に購買された。03年12月のデビュー戦を圧勝。5戦目のG2スプリングSで重賞初制覇を果たした。2番人気に推されたG1皐月賞ではダイワメジャーの16着に大敗。レース後、左前浅屈腱炎を発症し、2年以上の休養を余儀なくされた。復帰後はG3中山金杯3着など善戦はしたが未勝利に終わり、今年6月のG2目黒記念(8着)が最後のレースとなった。競走成績は22戦3勝、総獲得賞金は1億6207万1000円。
8月1日付で現役登録を抹消した同馬は、宮城県の山元トレーニングセンターを経て4日午前7時50分、同SSに到着。馬運車を降りると立ち上がるなどの仕草を見せ、元気なところをアピールした。「馬格もあるし、サンデーサイレンスの産駒らしい気性をしている。来年へ向け、種牡馬としての体作りをしていきたいですね」と同SSは楽しみな様子。不慮の事故でタヤスツヨシを失った同SSを勇気づける新種牡馬の到着となった。
父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘアの産駒の種牡馬入りは、ディープインパクト(社台スタリオンステーション繋養)、オンファイア(優駿スタリオンステーション繋養)に次いで3頭目。ともに人気種牡馬として高い評価を集めていることから、本馬にも熱い視線が送られている。シンジケート総額は1億5000万円(1株250万円×60口)。事務局は(株)サラブレッドブリーダーズクラブ(Tel.01456-2-2121)。


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