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“装蹄師の卵”が馬産地で研修

栃木県の日本装蹄師会教育センターは、7月23日から10日間の日程で「平成20年度装蹄師認定講習会北海道研修」を実施し、日高や胆振地区の牧場や施設を見て回った。
同センターは装蹄師を養成する国内唯一の教育機関。1年間の講習を経て、装蹄師認定試験に合格すれば装蹄師のライセンスを取得できる。北海道研修は重要な講習のひとつ。実際に馬産地を見ることで、競走馬のサイクルを肌で感じることができると位置づけされている。
研修では、JRA日高育成牧場、JBBA日本軽種馬協会静内種馬場、社台スタリオンステーション、ノーザンホースパーク、メジロ牧場などを見学。新ひだか町の新和牧場では、サクラケイザンオーなどの乗用馬で、開業装蹄師の指導を受けながら削蹄も体験した。
幼少の頃から競馬に親しみ、米国の牧場での研修中に現地の装蹄師の技術に魅了されて装蹄師を志したという、静岡県出身の森野健太さんは「センターでの毎日は、見るもの聞くものすべて新鮮で楽しい。ただ、生身の馬に触れる機会がないので、この研修で多くのことを学んで帰りたい。将来は馬の能力を100%活かせるような装蹄師になりたいです」と目を輝かせていた。


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