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マーマレードが4連勝―Kジョージ6世&QエリザベスS

現地時間7月26日、英アスコット競馬場でG1キングジョージVI世&クイーンエリザベスS(3歳上、芝12F、8頭)が行われ、1番人気のデュークオブマーマレード Duke Of Marmalade(牡4、愛A.オブライエン厩舎、J.ムルタ騎手)が優勝した。勝ち時計は2分27秒91、馬場状態は Good to Firm(良)だった。
今年の“キングジョージ”も昨年・一昨年に続き3歳馬のエントリーがなく、出走馬は古馬ばかり8頭。力関係がハッキリしたメンバー構成となり、現在G1を3連勝中のデュークオブマーマレードが単勝2倍を切る1番人気に推されることになった。
好スタートから中団に控えたデュークオブマーマレードは、直線もしっかりと伸びて堂々と先頭に。鋭く襲い掛かった伏兵ペイパルブルGB(G2・G3を4勝、昨秋のG1ジャパンカップ7着馬)に一旦頭差ほど前に出られたが、ゴール前で差し返してG1・4連勝を飾った。
勝ったデュークオブマーマレードは父デインヒルUSA、母ラヴミートゥルー Love Me True、母の父キングマンボ Kingmambo という血統の米国産馬で、通算成績は12戦4勝。
昨年はG1ばかり6戦して2着2回、3着1回、4着3回という見事なまでの“善戦マン”ぶり。しかし、今季初戦の仏G1ガネー賞制覇(2歳6月の初勝利以来の2勝目)で波に乗ると、続く愛G1タタソールズゴールドカップ、さらに前走の英G1プリンスオブウェールズSと一気の3連勝を飾っていた。
実は今回が12ハロン初体験とあって、距離面を不安視する向きもあったが、終わってみれば全くの杞憂。むしろ、今シーズンのデュークオブマーマレードの“変身”が本物であることを裏付けたといえよう。騎乗したジョン・ムルタ騎手も「ディラントーマス Dylan Thomas(昨年の欧年度代表馬)と比べても遜色ない」と賛辞を送っている。


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