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7/26に“キングジョージ”今年も有力3歳馬は不在に

欧州上半期のハイライト、G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(アスコット、芝12ハロン)が7/26に迫った。古馬と3歳馬のトップクラスの激突が見どころとなることが多かった“キングジョージ”だが、ここ2年は3歳馬の出走がない。今年もニューアプローチ(G1英ダービー)、フローズンファイア(G1愛ダービー)、ヴィジオンデタ(G1ジョッキークラブ賞)といった3歳のトップクラスが回避して、いまひとつ盛り上がりに欠ける頂上決戦となった。
その中にあって最も注目されるのはアイルランドのエイダン・オブライエン師が送り込むデュークオブマーマレード。昨年はG1セントジェームズパレスSとG1愛チャンピオンSでともに2着したものの、勝ち星なく、周囲の期待を裏切ったが、2歳時に負った骨折の影響から脱した今年は初戦のG1ガネー賞優勝で弾みをつけると、続くG1タタソールズゴールドC、G1プリンスオブウェールズSまで3連勝。春の主役の座に就いた。今回は距離が12ハロンに伸びるが、同じアスコットのG1プリンスオブウェールズS(10ハロン)では余裕を残しての4馬身差勝ち。折り合いに苦労するようなタイプでないだけに、あっさり通過して不思議はない。距離実績のあるユームザインは昨年がディラントーマスの2着。秋のG1凱旋門賞でもディラントーマスの2着した実績がこのメンバーでは光る。今年はG1ドバイシーマクラシック(5着)で戦列に復帰し、欧州に帰国後はG1コロネーションC(2着)を経て臨んだG1サンクルー大賞でG1コロネーションCで敗れたソルジャーオブフォーチュンを1/2馬身振り切ってリベンジ。調子の上昇をアピールした。ここを勝って一気に頂点へと駆け上りたいところだ。そのほかでは、昨年のG1カナディアン国際Sで2着したアスク、英ダービー馬モティヴェーターの全弟で前走のG2ハードウィックSが鮮やかだったマッカーサー、昨年のG1英セントレジャーを制したルカルノ、昨年のジャパンCに出走(7着)、前走のG2プリンセスオブウェールズSでルカルノの2着だったペイパルブルGB、G1英エクリプスSを制したマウントネルソンなどが2番手グループを形成している。


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