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カーリン敗れる

現地時間7月12日、ダート世界最強馬カーリン Curlin(牡3、父スマートストライク Smart Strike)が、米ニューヨーク州ベルモントパーク競馬場で行われたG1マンノウォーS(3歳上、芝11F、7頭)に出走。初の芝コースでのレースに挑んだが、勝ったレッドロックス Red Rocks(牡5、英B.ミーハン厩舎、J.カステリャーノ騎手)から2馬身差の2着に敗れた。勝ち時計は2分12秒60、馬場状態は Firm(堅良)だった。
ミッションアプルーヴド Mission Approved、スーダン Sudan の2頭がハイペースでレースを先導。10馬身ほど離れた3番手をレッドロックスが追走。カーリンはさらに3馬身ほど開いた4番手を進んだ。
最終コーナーでミッションアプルーヴドは一杯になって後退(殿り負け)。直線で単騎先頭に立ったスーダンにレッドロックスが満を持して襲い掛かった。さらにその外からカーリンも同じくラストスパートに入ったが、今回は末脚に迫力を欠いた。
ゴールまでしっかり伸びたレッドロックスが、カーリンとの差を最後は2馬身まで広げて1着。カーリンは後方一気に徹した3着馬ベタートークナウUSAに半馬身差まで詰め寄られつつも何とか2着を確保。スーダンもよく食い下がり、カーリンから1馬身余りの差で4着に入っている。
勝ったレッドロックスは父ガリレオ Galileo、母ファーマシスト Pharmacist、母の父マキアヴェリアン Machiavellian という血統の愛国産馬で、通算19戦6勝。
3歳時(06年)にG1BCターフを制したが、それ以降G1では一歩足りないレースを繰り返しており、今回がG1BCターフ以来久々のG1・2勝目。確かに実績馬ではあるが、超一流というわけではない。
それだけに、カーリンの評価も悩ましいところ。陣営は芝適性について決して悲観的ではない様子だが、今後についてはダート路線に戻すことも含め、数多くの選択肢の中から慎重に考えたいとしている。


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