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フローズンファイア差し切り/愛ダービー

現地時間6月29日、愛カラ競馬場でG1愛ダービー(3歳牡牝、芝12F、11頭)が行われ、伏兵フローズンファイア Frozen Fire(牡3、愛A.オブライエン厩舎、J.へファーナン騎手)が優勝した。勝ち時計は2分31秒96、馬場状態は Good to Yielding(稍重)だった。
なお、このレースで本命視されていた英ダービー馬ニューアプローチ New Approach は、直前に左後肢のハ行が認められたことからここを回避。現在は検査の結果待ちとなっている。
直線で先頭に立ったアレッサンドロヴォルタ Alessandro Volta(G3英ダービートライアルS勝ち馬)が、内ラチ沿いから外に大きく斜行。馬場中央まで押し出された人気のタータンベアラー Tartan Bearer(G2ダンテS勝ち馬、前走G1英ダービー2着)をはじめ、複数頭が被害を受けた。
中団から脚を伸ばそうとしていたフローズンファイアも危うく巻き込まれるところだったが、ヨレ始めたアレッサンドロヴォルタを見て、ヘファーナン騎手がいち早くさらに外へと進路変更。被害を最小限に止め、末脚を生かしきることに成功した。
フローズンファイアが大外から2馬身突き抜けて1着。アレッサンドロヴォルタに前をカットされたG1英ダービー3着馬カジュアルコンクエスト Casual Conquest が2着。そこから短頭差でアレッサンドロヴォルタが3位に入線したが、進路妨害で4着に降着。4位入線のタータンベアラーが3着に繰り上がっている。
勝ったフローズンファイアは父モンジューIRE、母フラミンゴシー Flamingo Sea、母の父ウッドマン Woodman という血統のドイツ産馬。通算成績は5戦2勝で、重賞・G1はともに初勝利となる。
鞍上のジェームズ・アンソニー・ヘファーナン騎手は昨年のソルジャーオブフォーチュン Soldier of Fortune に続く連覇。また、フローズンファイアを管理するエイダン・オブライエン師は、一昨年のディラントーマス Dylan Thomas から続く3連覇を達成した。


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