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JRA上半期終了、Aタキオンが首位快走、平地G1は社台SS種牡馬独占

JRAの2008年度上半期の開催が6月15日で終了した。上半期終了時点での種牡馬成績はアグネスタキオン(牡10歳、父サンデーサイレンス)が首位を快走。10レース行われた平地G1&Jpn1の勝ち馬は、社台スタリオンステーション繋養種牡馬の産駒が独占した。
種牡馬デビューから4シーズン目を迎えたアグネスタキオン。05年のルーキーイヤーには27勝(重賞1勝)を挙げ、2歳新種牡馬チャンピオンに輝くと、翌年にはロジックがNHKマイルCを制し、早くもG1&Jpn1サイアーの仲間入りを果たした。昨年はG1&Jpn・3勝を挙げたダイワスカーレットなどの活躍で自身初となる年間100勝(134勝)を突破。わずか3世代の産駒で種牡馬ランキング2位に躍進した。さらに3世代がフル稼働を始めた今シーズンは、キャプテントゥーレで皐月賞を、ディープスカイでNHKマイルCとダービーを制覇。フジキセキ、フレンチデピュティ、サンデーサイレンスらを抑え、総合リーディングトップを快走中だ。
1995年から13年連続でチャンピオンサイアーに君臨してきたサンデーサイレンスの牙城を崩す勢いに、同馬を繋養する安平町の社台SSでは「サンデーサイレンス産駒が少なくなったこともあるのでしょうが、他の後継種牡馬たちを凌ぐ成績は素晴らしいのひと言」。目覚ましい活躍に白い歯を見せていた。このまま順調に勝ち鞍を伸ばしていけば、57年のクモハタ以来、半世紀ぶりの内国産種牡馬によるチャンピオンサイアーの誕生となるだけに、関係者の期待は大きい。
また、同SS種牡馬は平地G1&Jpn1・10レースにおいて、アグネスタキオン3勝のほか、フジキセキ、フレンチデピュティの2勝、エルコンドルパサー、ジャングルポケット、タニノギムレットが1勝と、すべてを制覇。大レースでの強さを見せつけた。
なお、上半期の入場人員は365万5652人(前年比95.7%)、売上金は1兆3089億5200万7200円(同98.1%)と、ともに減少。平地G1&Jpn1・10レースの売り上げは、高松宮記念(同105.8%)、NHKマイルC(同112.7%)の2レースが前年比プラスとなったが、後の8レースはマイナスに終わった。


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