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種牡馬カヤージが死亡

現地時間6月12日、仏ボネヴァル牧場に繋養されていた種牡馬カヤージ Kahyasi に安楽死の処置が取られた。治療不能な腫瘍が発見されたことによるもので、23歳だった。
カヤージは父イルドブルボンUSA、母カディシャ Cadissya、母の父ブラッシンググルーム Blushing Groom という血統の愛国産馬。英愛仏で2~3歳時7戦5勝、デビュー4連勝でG1英ダービーを制し、続くG1愛ダービーでも勝利を収めた。
4歳時(89年)から愛ギルタウンスタッドで種牡馬入り、16歳時(01年)からは仏ボネヴァル牧場に移動。(どちらもカヤージのオーナーブリーダーであるアガ・ハーン殿下が所有する牧場)。
産駒からはザインタ Zainta、ヴェレーヴァ Verevaという2頭の仏オークス馬を含む5頭のG1ホースが誕生、日本では中山グランドジャンプを3連覇したカラジIREが活躍を見せた。
また、名繁殖牝馬ハジリ Hasili(産駒にバンクスヒル Banks Hill、インターコンチネンタル Intercontinental=ともに米最優秀芝牝馬=などG1馬4頭、他に重賞勝ち馬2頭)の父としても高名。先日G1ディアヌ賞(仏オークス)を制したザルカヴァ Zarkava のブルードメアサイアーもカヤージである。


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