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ヴィジョンデタV、ナタゴラ3着/仏ダービー

現地時間6月1日、仏シャンティイ競馬場でフランスのダービーに当たるG1ジョッキークラブ賞(3歳牡牝、芝2100m、20頭)が行われ、ヴィジョンデタ Vision d'Etat(牡3、仏E.リボー厩舎、I.メンディザバル騎手)が、フェイマスネーム Famous Name との叩き合いを頭差で制して優勝した。勝ち時計は2分8秒5、馬場状態は Souple(重)だった。
また、このレースにはG1英1000ギニーを制したディヴァインライト産駒の牝馬ナタゴラ Natagora も出走。直線で一旦先頭に立つなど見せ場十分のレース振りだったが、残り200mで脚が止まり、惜しくも2着馬から1馬身半差の3着に敗れている。
勝ったヴィジョンデタは父チチカステナンゴ Chichicastenango、母ウベラバ Uberaba(母の父ガルドロワイヤル Garde Royale)という血統の仏国産馬。通算5戦5勝で、ここが重賞初挑戦だった。
同馬はこの後一旦休養入り。秋の目標はG1凱旋門賞(10/5、ロンシャン、芝2400m)に置かれており、そのステップレースである9/14のG2ニエル賞(ロンシャン、芝2400m)で復帰ということになりそうだ。
3着に敗れたナタゴラは、今後マイル路線へ進む見込み。管理するパスカル・バリー師は、8/3のG1ロートシルト賞(ドーヴィル、芝1600m)から、9/7のG1ムーランドロンシャン賞(ロンシャン、芝1600m)へ向かいたいとしている。
なお、今回のナタゴラは、主戦のクリストフ・ルメール騎手が1番人気のハイロック High Rock(4着)に騎乗したため、ランフランコ・デットーリ騎手(ゴドルフィン所属馬のイブンハルドゥーン Ibn Khaldun が直前で回避したために手が空いた)が手綱を取っていた。
そのデットーリ騎手はレース後、ナタゴラについて「素晴らしい牝馬だ。残り200mで完全にバテたけど、それでも全力で差し返そうと頑張っていたよ」と、現地メディアに対してコメントを残している。


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