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「装蹄競技大会」開催、装蹄師が腕を競う

競走馬の脚を守る装蹄師が、日頃の知識や技術を競う「第14回装蹄競技大会」が4月10日、浦河町のJRA日高育成総合施設軽種馬装蹄所で開催された。
同競技大会は北海道日高装蹄師会の主催。馬産地で活躍する装蹄師のレベルアップを図る目的と、秋に栃木県で行われる全国装蹄競技大会の予選を兼ねて、1995年から行われている。
今年は同装蹄師会に所属する74名のうち、25歳から37歳までの若手装蹄師7名が参加。馬の蹄や脚の状態から装蹄方法を記入する「装蹄判断」、競技用馬の装蹄用の造鉄前後各1個を作製し、装蹄を行う「装蹄」、1本の鉄の棒(鉄かん)から蹄鉄を作製する「単独造鉄」(新標準蹄鉄07)の3つの競技に挑んだ。
近年、産地において馬のフットケアの重要性がクローズアップされていることから、装蹄師・獣医師・生産者が共通の認識で護蹄に取り組む活動が高まっている。そういう背景もあり、大会には装蹄師だけでなく、近隣の軽種馬関係者など約100名が出席。制限時間内に課題をこなそうとする選手の懸命な姿を見守った。
競技は日本装蹄師会装蹄教育センターの大西忠男センター長らによる厳正な審査の結果、安平町のノーザンファームに勤務する中館敬貴装蹄師が初優勝。2位、3位、4位の入賞者とともに全国大会への切符を手にした。


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