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「馬産地観光セミナー」開催、門別競馬場

日高支庁主催の「馬産地観光セミナー」が3月17日、日高町の門別競馬場で開かれ、馬産地の特性を生かした観光について方策を探った。
日高管内9町(当時)は2004年に、日高「馬」立国を宣言。基幹産業である軽種馬を生かして経済基盤を築く観光地づくりを進めている。セミナーは、来年からホッカイドウ競馬の運営が馬産地主導の公社に移り、門別競馬場が本場になることから、競馬場を核とした観光のグレードアップを図るために行われた。
「地域の特性を生かした観光振興の取り組みについて」をテーマに講演した中野一成氏は、元軽種馬生産者。現在は鹿追町でファームレストランを経営する傍ら、NPO法人北海道ツーリズム協会の理事長として地域づくりの指導や助言を行っている。中野氏は不振にあえぐ同競馬や大型リゾート施設について「顧客のニーズの変化を見過ごした結果」と分析。責任の所在がはっきりしない体質を批判した。日高へは「焦らず自分の力でやってみて」とエール。「人が熱くなって頑張っている所に人が集まる」と自らの経験からアドバイスした。
また、大手旅行代理店の加藤誠氏は「観光を基軸とした地域活性化の推進について」で、地域交流ビジネスの事例を紹介。地域固有の魅力を発見することなど、今後の日高観光のあり方を提言した。


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