ニュース

海外

ミスフィンランド引退/オーストラリアンC

3月8日、豪フレミントン競馬場でG1オーストラリアンカップ(3歳上、芝2000m、10頭)が行われ、前走G1豪フューチュリティSで3着と復調の兆しを見せた昨シーズンの豪最優秀3歳牝馬ミスフィンランド Miss Finland(牝4、豪D.へイズ厩舎、C.ウィリアムズ騎手)が出走。直線で先頭に並びかけるも、伸びあぐねて5着に敗れ、レース後にオーナーサイドが引退の決断を下した。
ミスフィンランドは父リダウツチョイス Redoute's Choice、母フォレストパール Forest Pearl(母の父ウッドマン Woodman)という血統の豪州産馬で、通算26戦11勝。
2歳時に世界最高賞金額を誇る2歳戦として知られるG1ゴールデンスリッパーSを制覇。05/06シーズン豪最優秀2歳牝馬に選出された。翌3歳時もG1・4勝を含む重賞7勝を挙げる大活躍。文句なしに06/07シーズン豪最優秀3歳牝馬に選ばれ、今シーズンは米国遠征も視野に入れていた。
今季初戦のG2メムジーSを制したものの、その後一転して不調に陥ったミスフィンランドに対し、陣営はスプリント戦を試したり、鞍上をスイッチしたりと様々な方策を取ったが、3歳時までの輝きを取り戻すには至らず。G2メムジーS以降このレースまで8戦、ついに勝利を挙げることはできなかった。
繁殖入り後のミスフィンランドには、人気種牡馬のユソネット Hussonet(この日、同競馬場で行われたG1ニューマーケットH=芝1200m=でG1・4勝目を挙げたウィークエンドハスラー Weekend Hustler の父)が配される予定になっている。
なお、このレースを制したのはシルミオーネ Sirmione(セン4、豪B.カミングス厩舎、P.マーテンズ騎手)。勝ち時計は2分0秒82、馬場状態は Good(良)だった。
シルミオーネは父エンコスタデラゴ Encosta De Lago、母ワールドガイド World Guide(母の父ディフェンシヴプレイ Defensive Play)という血統の豪州産馬で、通算25戦4勝。昨年のG1マッキノンSに続く2つ目のG1制覇を飾っている。


ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外