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ファンタスティックライトらに初仔誕生

昨年から日高町のダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスに繋養されているファンタスティックライト(牡12歳、父ラーイ)とルールオブロー(牡7歳、父キングマンボ)の初産駒が今春、相次いで誕生し、馬産地で高い評価を受けている。
1月17日に浦河町のガーベラパークスタッドで産声を上げたのは、ファンタスティックライトの本邦初産駒。栗毛の牡馬で、母にミスイースター(牝10歳、父ウォーニング)を持つ。半兄には小倉2歳Sを制したマルブツイースターがいる牧場期待の良血。同スタッドの本巣俊光社長は「ゆったりとした体の造りをしている。距離が延びて良さそうですね」と順調に成長する姿に目を細めていた。
ファンタスティックライトは世界6カ国でG1・6勝を挙げた2005年の欧州年度代表馬。すでに海外では南北両半球でG1ウイナーを輩出し、期待通りの活躍を見せている。日本初供用となった昨年は150頭に種付け。輸入新種牡馬の中では最も多くの牝馬を集めた。
一方、ルールオブローの初仔は、浦河町の高昭牧場で1月15日に出生。母チーフハインド(牝8歳、父チーフベアハート)との間に生まれた鹿毛の牝馬だ。「人懐っこくてとても元気」と同牧場。近親にタカノプリマ(G2・4歳牝馬特別・西2着)などがいる牧場所縁の牝系だけに期待は大きい。
ルールオブローは04年の英セントレジャーを逃げ切り勝ち。スピードと持久力を兼ね備えた走りでG1ウイナーとなった。ルーキーイヤーの昨春の種付頭数は113頭。好馬体を持つキングマンボの後継馬は産地からも支持され、忙しいシーズンを送った。


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