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ゼンノロブロイの全弟らが種牡馬入り

2004年のJRA年度代表馬ゼンノロブロイの全弟に当たるグランデグロリア(牡7歳、父サンデーサイレンス)と、1996年のBCジュベナイルフィリーズ優勝馬ストームソングの半弟ストームファング(牡7歳、父ストームキャット)が、今春から浦河町のイーストスタッドで種牡馬生活を送ることになった。
グランデグロリアは03年7月デビュー。度重なる脚部不安で長期休養を余儀なくされ、勝ち星を挙げることはできなかった。キャリアはわずか5戦。競走実績はないが、ゼンノロブロイの全弟という血統背景、兄に負けない好馬体、亡き父サンデーサイレンスの後継としての希少価値から種牡馬入りが決まった。
一方、ストームファングは04年3月の未勝利戦でデビュー勝ち。その後、脚部不安やノドの手術を乗り越え、06年7月に3勝目を挙げたが、古傷の繋靭帯炎を再発したため現役を引退した。通算成績は17戦3勝(うち地方1戦)。世界的大種牡馬ストームキャットを父に持つことに加え、牝系にはBCジュベナイルフィリーズを制し、米2歳牝馬チャンピオンに輝いたストームソングなどを持つことから血統的評価が高く、種牡馬として期待されている。
種付料はグランデグロリアが10万円(産駒誕生後支払)で、ストームファングが20万円(受胎確認後支払)もしくは30万円(産駒誕生後支払)。事務局の(株)ジャパンレースホースエージェンシーでは「両馬とも競走実績はないが、ケガさえなければ相当活躍したはず。ともに血統は超一級品ですので、種牡馬として大化けするかもしれませんよ」と、夢を広げている。


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