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シーキングザダイヤ引退、種牡馬に(16日)

G2ニュージーランドTなど重賞5勝を挙げたほか、ダートG1・2着9回という実績を持つシーキングザダイヤ(牡7歳、父ストームキャット)が現役を引退し、今春から新冠町の優駿スタリオンステーションで種牡馬入りすることが決まった。
同馬は、G1NHKマイルC、仏G1モーリスドギース賞などを制した女傑シーキングザパールの初仔。デビュー2戦目からG3アーリントンC、G2ニュージーランドTを含め4連勝を飾った。母仔2代制覇の懸かったG1NHKマイルCは7着に敗退。夏には欧州へ遠征し、G1ジュライCやG1モーリスドギース賞で世界を経験した。帰国後はダートに主戦場を移し、G2浦和記念、G2日本テレビ盃、G3兵庫ゴールドTを制覇。G1でもジャパンCダート、フェブラリーS、川崎記念で2着2回など、G12着9回という“快記録”を作り、ダートG1戦線では欠かせぬ存在として長きに渡り活躍した。通算成績は30戦7勝(うち地方16戦3勝、海外3戦)、総収得賞金は5億6634万800円。
当初は海外で種牡馬入りするプランもあったが、血統、馬体、競走成績に惚れ込んだ同SSが獲得に成功。総額1億5000万円(1株250万円×60口)のシンジケート(リース形式)を結成することになった。今春の種付料は80万円(受胎確認後支払)を予定している。同SSは「産駒にG1制覇の夢を託したい」と意欲的。父は全米チャンピオンサイアーのストームキャット、母は日本調教馬として初の欧州G1を制した名牝だけに、本馬への期待は大きい。


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