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新種牡馬ファスリエフ、関係者にお披露目
新冠町の（株）優駿が導入した新種牡馬、ファスリエフ（牡11歳、父ヌレエフ）のお披露目が12月21日、繋養先となる新冠町の優駿スタリオンステーションで、シンジケート関係者を前に行われた。
同馬の競走成績は愛英仏５戦５勝。新馬から準重賞、Ｇ３コヴェントリーＳ、Ｇ１フィーニクスＳ、Ｇ１モルニ賞を無傷で制し、全欧２歳牡馬チャンピオンに輝いた。３歳クラシックを前に骨折したため、2000年から愛国・豪州で種牡馬入りすると、03年にデビューした初年度産駒が大活躍。キャリーオンケイティ（Ｇ１チェヴァリーパークＳ）など６頭の重賞ウイナーを含め34頭が勝ち上がり、新種牡馬による２歳勝馬頭数の世界新記録を樹立した。この年は全欧２歳、全欧２歳新種牡馬、仏２歳の３部門でリーディング首位を獲得。世界に名を轟かせた。
シンジケート関係者約30人が集まったお披露目では、力強い足取りで王者の貫禄を披露。２日前の19日に到着したばかりとは思えないほどの元気な姿には、感嘆の声が上がった。種付料は受胎確認後200万円。世界的大種牡馬ヌレエフの最後の傑作といわれる本馬にはすでに100頭以上の申し込みが寄せられているという。
またこの日は、もう一頭の新種牡馬サムライハート（牡６歳、父サンデーサイレンス）も同時に展示。アドマイヤグルーヴの全弟という血統と雄大な馬体を存分にアピールしていた。
