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二冠馬セイウンスカイ、生まれ故郷へ戻る

1998年の皐月賞、菊花賞を制した二冠馬セイウンスカイ(牡12歳、父シェリフズスター)が12月9日、繋養されていた新ひだか町のアロースタッドを退厩し、生まれ故郷であるむかわ町の西山牧場へ移動した。今後は同牧場で種牡馬生活を続ける。
同馬は98年1月にデビュー勝ち。4戦目のG1皐月賞でスペシャルウィーク、キングヘイローらを退け、初重賞制覇をG1で飾った。続くG1ダービーは4着。秋はG2京都大賞典で古馬を一蹴すると、G1菊花賞を世界レコードとなる3分3秒2で逃げ切り、二冠を達成した。その後もG2日経賞、G2札幌記念を制覇。通算13戦7勝の成績を収めた。
現役引退後の2002年に種牡馬入り。少ない種付頭数ながら、これまでにJRAでは4頭が勝ち上がっている。来シーズンは希望者がいれば同牧場で種付けを行うという。
同スタッドでは「ファンの多い馬でしたのでいなくなるのは寂しい。それでも帰るところがあるのは馬にとって幸せなこと。父同様、忘れた頃に大物が出ることを期待したいですね」と別れを惜しんでいた。


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