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ディラントーマス出走取り止め ～ＪＣ
ＪＲＡは20日、ジャパンカップ（25日、東京）出走のため、競馬学校の国際きゅう舎において輸入検疫を受けていた今年の凱旋門賞馬ディラントーマス（牡４歳、愛・Ａ．オブライエン厩舎）が、日本へ入国するために必要な諸検査で、馬ウイルス性動脈炎（ＥＶＡ）の陰性が確認できなかったため、日本とアイルランド両国間の衛生条件上の規定により、日本への入国が許可されず、同競走に出走できなくなったと発表した。
※馬ウイルス性動脈炎とは
家畜伝染病予防法により届出伝染病に指定されている馬固有のウイルス性疾患であり、流産を起こすことから馬産国では警戒されている。発熱、発疹、浮腫などの臨床症状が見られるが、軽微なことが多く、特に急性期を過ぎた牡馬は不顕性のキャリアーとなる点が特徴的である。本疾病は世界的に広く分布しているが、日本ではこれまで発生はなく、数少ない清浄国である。
