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社台SSが岩手競馬を支援

苦境に陥っている岩手競馬を支援しようと、フジキセキなど繋養種牡馬13頭の来年度種付権利を無償で提供することを決めた、安平町の社台スタリオンステーションは10月17日、同SSを訪問した岩手県馬主会の山本武司会長に目録を贈呈した。
提供した種付権利はフジキセキのほか、ハーツクライ、ダンスインザダーク、クロフネ、ネオユニヴァース、ファルブラヴ、デュランダル、ゴールドアリュール、スニッツェル、アドマイヤドン、トワイニング、オンファイア、ソングオブウインドの13頭。種付料換算で約4000万円に上る大支援となった。
目録を受け取った山本会長は「我々にとって、とても大きなプレゼントになります。これらの種牡馬を種付けした馬の中から活躍馬が出るまで競馬を頑張っていきたい」と感謝。同SSの吉田照哉代表は「岩手競馬が廃止されると生産界にとっても大きな痛手となる。馬の業界で生きる者として協力は惜しみません」と競馬存続を願った。
提供された種牡馬株は「社台SS協賛スタリオンシリーズ」として10月21日から実施。優勝馬主の副賞として付与される。既にHBA日高軽種馬農協から提供を受けたアドマイヤボス3頭分と合わせ、来年1月までに合計16レースのスタリオンシリーズが行われることになった。


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