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Jポケット&Zロブロイ、南半球では豪州で

今秋、ニュージーランドでシャトル供用される予定だったジャングルポケット(牡9歳、父トニービン)とゼンノロブロイ(牡7歳、父サンデーサイレンス)が、馬インフルエンザの影響でニュージーランドに入国できなくなったため、今年の南半球シーズンは豪州で供用されることになった。
安平町の社台スタリオンステーションに繋養されていた2頭は、ほかのシャトル種牡馬とともに8月7日に日本を出国。豪州で入国検疫を受けていた。しかし、検疫期間中に日本で確認された馬インフルエンザに、豪州内でも数頭が感染していることが判明。そのため入国許可が下りず、北半球からシャトルされた種牡馬らとともに検疫所での足止めを強いられていた。
近頃、豪州への入国は解除となったが、豪州~ニュージーランド間の移動が依然認められないことから、急遽、関係者は豪州での繋養先を確保。ジャングルポケットは8800豪ドル(約100万円)の種付料でハリロッジサラブレッズに、ゼンノロブロイは1万4400豪ドル(約150万円)でインディペンデントスタリオンズに繋養されることが決まった。約1カ月遅れての種付シーズン開始となるが、豪州では本国繋養種牡馬よりシャトル種牡馬の占める割合が大きいため、忙しいシーズンを過ごせそうだという。ジャングルポケットは5年連続5シーズン目、ゼンノロブロイは2年連続2シーズン目、ともに初供用からシャトルされているが、豪州では初めての供用となる。
2頭を送り出した同SSでは「検疫所で足止めを食いましたが、中では放牧も可能でしたので、体調はまったく問題ありません。元気過ぎるくらい元気です。種付料もニュージーランドと同等の評価ですので、たくさん付けばいいですね」とエールを送っていた。


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