ニュース

中央

ホッカイドウ競馬の新公社準備室が開設

日高管内の各町長や町議会議長、農協組合長らで構成する日高軽種馬振興対策推進協議会は10月1日、2009年度からホッカイドウ競馬を運営する新公社の設立に向け、日高町役場内に「北海道競馬振興準備室」を設置した。
同準備室は来年3月31日までの暫定。新公社の運営主体となる同協議会から、日高・浦河・新冠町役場とHBA日高軽種馬農協の職員4人が派遣された。当面は道が示した改革ビジョンに基づく組織作りの準備、門別競馬場のナイター化など施設整備の準備、各町の意見の取りまとめなどに取り組み、新公社に引き継いでいく。新公社は来年、日高町に設置される。
莫大な累積赤字を抱える同競馬について主催者の北海道は、9月7日に明らかにした「北海道競馬改革ビジョン素案」の中で、「旭川競馬場開催は08年度限りで撤退し、門別競馬場開催中心に移行」「北海道軽種馬振興公社に替わる新公社を日高町に設立し、民間センスを生かして競馬を運営」「10年度までに赤字脱却・単年度収支均衡が実現しない場合は、競馬事業の廃止もやむを得ず」としている。
日高町の三輪茂町長は「日高の基幹産業であるホッカイドウ競馬の灯を消すわけにはいかない。産地主導の下、不退転の決意で頑張るしかない」と気持ちを新たにしていた。


ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外