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岩手競馬でも「スタリオンシリーズ」

多額の累積赤字を抱え、存続の危機にある岩手競馬を支援しようと、HBA日高軽種馬農協は、HBAが所有する種牡馬アドマイヤボスの種付権利3株を提供することを決め、9月26日に同競馬組合管理者の達増拓也岩手県知事に目録を手渡した。これによりホッカイドウ競馬の人気企画「スタリオンシリーズ競走」が岩手競馬でも実施されることになった。
同シリーズは、人気種牡馬の翌年度種付権利が優勝馬主に副賞として付与されるレース。ホッカイドウ競馬では2000年から実施され、入厩頭数確保、売り上げ拡大、新規ファン獲得などに貢献している。今年は賞金として活用するプレミアムシリーズも新設。過去最大の83レースが組まれている。また、6月上旬の「ダービーウィーク」では地方4競馬場で初めて実施。売り上げ増に寄与した。
この日、達増知事を表敬訪問した木村貢HBA副組合長は「地方競馬がなくなるとその数だけ牧場も潰れてしまう。岩手競馬に何とか頑張ってほしい」と目録を贈呈。達増知事は「支援は非常にありがたい」と感謝した。
岩手競馬では、10月下旬から「アドマイヤボス賞」を3レース実施。馬産地との連携を強化し、人気回復、売り上げ増を図る。


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