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JRA札幌競馬場100周年記念式典、開催

今年で開設100周年を迎えたJRA札幌競馬場の「札幌競馬場開設100周年記念式典」が7月26日、札幌市の札幌パークホテルで開催された。式典には高橋政行JRA理事長、高橋はるみ北海道知事、岩本允北海道馬主協会会長など関係者約300人が出席。数々の名勝負を繰り広げてきた北の大地の競馬場の1世紀を祝った。
同競馬場は1907年に北海道競馬会によって開設。その後、37年に日本競馬会札幌競馬場として生まれ変わった。第2次世界大戦による中断もあったが、46年には国営競馬として再開。54年からは日本中央競馬会に移管し、戦後の復興とともに歩んできた。また、71年にはスタンドの増改築を、75年にはコースを右回りに変更。そして、90年には厳寒の地では不可能とされた芝コースを新設。現在もJRA10競馬場で最北端に位置する競馬場としてファンに親しまれている。
高橋政行理事長は「開設以来、JRA最北端の競馬場として、多くの困難を乗り越え100周年を迎えられたのはうれしい限り。これまで数々の名馬のデビューの地としてだけでなく、札幌記念などを通して多くの名馬を送り出してきました。これからもファンに喜んでもらえるような競馬を提供したい」と挨拶。高橋はるみ知事は「国家財政への貢献や健全な娯楽の提供はもちろん、札幌競馬場の舞台から世界に通用する馬たちが巣立ったことは誇りに思います。時代の波を乗り越えてさらに発展して欲しい」と、大平俊明札幌競馬場場長に特別感謝状を贈った。式典では100年の歴史をビデオで上映。出席者は大型スクリーンに映し出された映像とともに区切りの年を祝った。
なお、JRAでは100周年を記念し、8月8日から12日まで、JR札幌駅東口コンコースイベントスペースを中心に、「FEELLIVE 目撃セヨ!札幌競馬場100周年」(主催:プラザエクウス)と題したイベントを開催する。100周年を記念して制作された映像を放映するほか、100年の歴史を写真やパネルで展示。また、今年の春の天皇賞馬メイショウサムソンを象った馬像を展示して撮影会を実施するほか、札幌競馬開催期間中に行われるイベント情報や道内各地のウインズも紹介する。
今年の札幌競馬は8月11日に開幕。G2札幌記念、G3クイーンS、G3エルムS、G3札幌2歳Sなどの重賞が組まれ、9月30日まで2開催16日間の日程で行われる。


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