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イブンベイが種牡馬引退、BRFで余生

1991年から日本で種牡馬生活を送っていたイブンベイ(牡23歳、父ミルリーフ)が、今シーズン限りで種牡馬を引退し、新冠町のビッグレッドファームで余生を送ることになった。
同馬の競走成績は、英愛伊仏独日米29戦10勝。3歳時に伊G1イタリア大賞典を制し伊3歳チャンピオンに、5歳時には独G1オイロパ賞を、6歳時にも独G1ベルリナーバンク大賞典を制し、2年連続で独古馬チャンピオンに輝くなど、2歳から6歳まで5シーズンに渡り世界中で活躍した。
現役引退後の91年にビッグレッドファームの所有で種牡馬入り。当時、隆盛を極めたミルリーフの後継として人気を集めた。代表産駒はタイキヘラクレス(G1ダービーグランプリ)、マイネルガーべ(G2NHK杯2着)など。母の父としてはビッググラス(G3根岸S)を送り出した。
04年から清水町の小野瀬晃司氏の牧場で繋養されていたが、同牧場が今シーズンをもって種牡馬の管理を閉鎖することから、同ファームが引き取ったという。今後は種牡馬登録をせず、功労馬として余生を送ることになる。種牡馬事業の礎を築いた一頭だけに同ファームでは「先輩として若い種牡馬たちを見守って、少しでも長生きしてほしいですね」と愛馬との再会に目を細めていた。


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