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種牡馬シアトルダンサーIIが死亡
米三冠馬シアトルスルー Seattle Slew の半弟で、85年キーンランド7月当歳セリで当時の世界記録となる1310万ドル（約31億4千万円=当時)で落札されたシアトルダンサーIIが、6月2日に繋養先の独アウェンクヴェレ牧場で心臓発作のため死亡していたことがわかった。23歳だった。
シアトルダンサーIIは父ニジンスキー Nijinsky、母マイチャーマー My Charmer（母の父ポーカー Poker）という血統の米国産馬。現役時代は5戦2勝で、G2愛ダービートライアルS、G2ガリニュールSを制し、G1パリ大賞典で2着の実績もある。
88年に米国で種牡馬入りし、パイクプレースダンサー Pike Place Dancer（G1ケンタッキーオークス）、カフェラッテ Caffe Latte（G1ラモナH)らの重賞勝ち馬を出した。
日本では外国産馬として輸入されたタイキフォーチュン（NHKマイルC）、エイシンガイモン（関屋記念・2回、セントウルS）などが活躍したことから、97年からは日本でも供用されたが、輸入後は目立った活躍馬を出すことができず、03年にドイツへ輸出されていた。
