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ベイメドウズ競馬場の閉鎖が回避される

現地時間7月3日、米カリフォルニア州競馬理事会は、ダートコースをオールウェザー馬場へ今年中に換装することについて、1年間の猶予をベイメドウズ競馬場に対して認める決定を下した。これによって、ベイメドウズ競馬場は来年度も競馬開催が可能となった。
カリフォルニア州では安全上の理由から、来年以降ダートに変わりオールウェザーでの競馬開催を義務付けている。すでにハリウッドパーク競馬場は昨年のうちに換装済み。デルマー競馬場は今夏開催からオールウェザーコースを使用。サンタアニタパーク、ゴールデンゲートフィールズ競馬場も今年中に換装する予定となっている。
ベイメドウズ競馬場に関しては、もともと競馬場を解体し、跡地を商業地・宅地として再開発する計画があるため、800万ドル(約9億6000万円)と見積もられた換装費用を新たに費やすことはできないと、競馬場側は換装延期を申し入れていた。
カリフォルニア州競馬理事会は3月に一旦、この申し出を多数決で棄却。その時点では同競馬場での来年以降の開催ライセンス取得が不可能で、今年の夏秋開催(8/22~11/4)を持って73年の歴史に幕を下ろすことになる見込みだった。
しかし、棄却後もかなりの綱引きが行われた。競馬場の歴史的な価値もさることながら、人や馬の行き先も確保できないことを、ベイメドウズ競馬場の地域を地盤に持つ政治家が問題視、理事会に圧力を掛けるなどの綱引きが行われていた。


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