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HBAトレーニングセール、売却率65%超える

HBA日高軽種馬農協主催の今年最初のセリ、「トレーニングセール2007/サラブレッド2歳」が6月25日、札幌市のJRA札幌競馬場で開催された。セリでは125頭(牡71頭、牝54頭)が上場され、82頭(牡47頭、牝35頭)が売却。売却総額は4億5517万5000円と、過去最高を記録した昨年の5億2836万円には及ばなかったが、売却率は65.60%と過去最高の数字を残した。
最高価格馬は、公開調教でラスト1ハロン10秒66と、この日の1番時計を叩き出したモーリフェアリーの17(牡、父ヘクタープロテクター、販売申込者/日高町・天羽禮治氏)で3675万円。激しい競り合いの末、新冠町の(有)ビッグレッドファームが落札した。本馬は昨年7月の八戸市場において388万5000円で売却された市場取引馬。ピンフック用として鍛え上げられた結果、約10倍の値で転売された形となった。ほか、“1000万”の大台を超えたのは2頭。サクラバクシンオー産駒のリアルターキンの17(牡)が2047万5000円、ボストンハーバー産駒のオンクラウドナイン2の05(牝)が1050万円と続いた。
今年は札幌競馬場の馬場改修工事のため6月開催となった同セール。「開催時期が遅いのでは」と不安視する声もあったが、岩手県馬主会やKRA韓国馬事会の団体購買、今年初めてセリに参加したマレーシア競馬関係者の購買もあり、主催者の予想を上回る盛況。荒木正博HBA組合長は「欠場も多く、金額は伸びなかったが、売却率が6割を超えたのだから良しとしなければ。次のセレクション・サマーセールに向け弾みがついた」と笑顔で振り返った。


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