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Fビオ、ダルジナ敗れる/コロネーションS

ロイヤル・アスコット開催4日目の現地時間6月22日、英アスコット競馬場でG1コロネーションS(芝8ハロン、3歳牝、13頭)が行われ、4番人気のインディアンインク Indian Ink(牝3、英R.ハノン厩舎、R.ヒューズ騎手)が優勝した。勝ち時計は1分42秒26、馬場状態は Good to Soft(稍重)だった。
また、英・愛の両1000ギニーを制したフィンスケールビオ Finsceal Beo と、そのフィンスケールビオをG1プールデッセデプーリッシュ(仏1000ギニー)で2着に下したダルジナ Darsina は並んで1番人気に推されたが、それぞれ8着、3着と敗れている。
後方に控えたインディアンインクの末脚が爆発。特に最後の1ハロンは他馬と別次元の伸びを見せ、後続を6馬身ちぎり捨てる圧勝だった。2着には外枠からジワっと好位4~5番手につけ、抜け出しを図ったミエマ Mi Emma(G2アクドフ牝馬賞=独1000ギニー=優勝)が入った。
ダルジナは逃げ馬を射程に入れながら3番手、フィンスケールビオは中団から進んだが、どちらも直線を向いて伸びが案外。両陣営とも、直前に15分ほど降ったにわか雨で馬場が悪化したことを敗因に挙げている。
勝ったインディアンインクは父インディアンリッジ Indian Ridge、母メイドオブキリーン Maid Of Killeen(母の父ダルシャーン Darshaan)という血統の愛国産馬で、通算9戦4勝。2歳時に英G1チーヴァリーパークSを制しており、これでG1・2勝目となった。
G1チーヴァリーパークSも重馬場で、芝6ハロンの勝ち時計が1分14秒81。フィンスケールビオが1分34秒94という速い時計で勝ったG1英1000ギニーでは、約5馬身半差の5着に敗れており、堅い馬場への対応が問題だっただけに、レース直前の雨が味方した形。ちなみに、鞍上のリチャード・ヒューズ騎手は「午前中ずっと雨乞いの踊りをしていたんだ」と、レース後にジョークを飛ばしていた。


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