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　コマサンブラック 前走も障害ひと腰でまとめたが、直線で一杯になってしまいしんがり負けとさっぱりの結果。障害は安定しており、重賞で８２０キロと増量されるここでも崩れることはない。ただ、末の甘さが目立つ状態だし、この条件で勝ち負けまでは難しい。大きくは狙えない。

　ミノルシャープ 砂の入れ替えで馬場の脚抜きが悪くなった前走は障害で止まったが、膝の甘さを出さずに、すぐに二の腰を入れてふた腰でまとめていたし、４着とはいえ、結果ほど内容は悪くなかった。今回は重賞で一気に増量されるだけに、障害がポイントも、前走のカカリなら克服可能だろう。ペースが落ち着き、息を入れて追走できるのは歓迎材料。ひと押し利けば圏内十分。

　コマサンエース 近２走は⑤⑥着と勝ち負けに加われていないが、特別条件で速い脚を欠くこの馬には展開が厳しくなっただけに、仕方がない。重賞で斤量が増加されてペースが落ち着くここなら前で流れに乗れるし、持ち味である登坂力で勝負が可能。今季は旭川記念で３着、ばんえいグランプリでは４着と重賞でも差のない走りを続けているように、地力強化が目立つ。仕上がりも良く、前残りに注意したい。