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テンハッピーローズが見せ場十分の4着――ブリーダーズカップマイル

2024年11月03日 13時35分

11月3日(現地時間2日)にアメリカのデルマー競馬場で行われたブリーダーズカップマイル(G1、芝1600m、10頭立て)に日本調教馬が2頭出走。テンハッピーローズ(牝6歳、栗東・高柳大厩舎、津村明騎手)が4着、ジオグリフ(牡5歳、美浦・木村厩舎、横山武騎手)は5着だった。勝ったのはモアザンルックス(牡4歳、米・C.ドゥヴォー厩舎、J.オルティス騎手)。勝ち時計は1分32秒65(良)。

4着テンハッピーローズ
高柳大師:いつも通りの競馬をしようと津村明秀騎手と相談をしていましたが、思いのほかスタートが良くて、無理に下げることはあの馬にとって良くないと思うので、そのままの流れで行きました。そのままもうちょっと、というところまで行ってくれたのでここでもやれる気はしました。(直線に入って一度は先頭に立った場面では)声が出ました。とても頑張ってくれました。(津村騎手がGⅠ勝ちはフロックではないとコメントしたことについて)その通りだと思います。私たちはもともと力のある馬だと思っていたので、皆さんにこの馬の実力を知ってもらえたのかと思います。

津村明騎手:何とか落ち着いてレースに行けて、いい感じでスタートに挑めました。結果は4着ですが、悔いのないレースでした。レース前のプランとは違いましたが、スタートも決めてリズムを壊さないで行こうと思いました。4コーナーを回って先頭に立った時は夢を見ました。GⅠ勝ちがフロックではないと証明できましたし、いい経験をさせてもらいました。

5着ジオグリフ
木村師:皆様の期待に応えられなかったのは自分として残念ですし、ファンの方々のお気持ちを思うと非常に辛いものがあります。馬自身は香港、サウジアラビア、ドバイそしてアメリカと都度適応して頑張ってくれていて、近いうちに彼の頑張りに応えられるように、調教師としてしっかり取り組んでいきたいと思います。また応援をよろしくお願いいたします。

横山武騎手:ブリーダーズカップに騎乗できる機会をいただき、先生やオーナーに感謝しています。結果を出せず申し訳なかったですが、個人的にはいい経験をさせていただきました。今回の経験を生かして海外でも結果を出せるようにもっと頑張って、いずれブリーダーズカップも勝ちたいという気持ちが強くなりました。ジオグリフ自身はきついコースにも対応してよく頑張ってくれました。スタートを決めて前で競馬をしたいと考えていたので、その通りの競馬はできました。


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