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平地GⅠ・障害GⅠ両制覇 熊沢騎手引退

2023年11月02日 11時47分

 熊沢重文騎手(55歳、栗東・フリー)がJRAに騎手免許の取消申請を行い、11月11日付で騎手免許を取り消されることとなった。
 同騎手は86年3月に内藤繁春厩舎所属騎手としてデビュー。3年目の88年にコスモドリームでオークスを制し、満20歳3カ月28日で当時の最年少GⅠ勝利を達成。91年にはダイユウサクでメジロマックイーンを破り有馬記念を制覇し、GⅠ2勝目を挙げた。その後12年にマーベラスカイザーで中山大障害を勝ち、99年に障害競走でのグレード制が導入されて以降では初の平地GⅠ・障害GⅠ制覇を成し遂げた。平地と障害の両方での200勝達成はJRA史上初の快挙であり、21年10月には星野忍元騎手の持つ障害通算勝利記録を更新し、257勝まで伸ばしていた。10月30日現在JRA通算15222戦1051勝(うち障害1695戦257勝)、重賞は33勝。
 なお引退式は11月11日の16時40分頃から、京都競馬場のウイナーズサークルで行われる。


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