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ソレミアとペリエ騎手に栄冠、オルフェーヴルはクビ差及ばず2着

凱旋門賞(仏G1)
10/7 ロンシャン 3歳以上牡牝
芝2400m(右)collant(不良)18頭2:37.68
勝ち馬成績
2~3歳時 7戦2勝、4歳時 6戦3勝
通算成績13戦5勝(主な勝ち鞍)凱旋門賞(仏G1)、コリーダ賞(仏G2)
・オーナー/ヴェルトハイマー兄弟
・調教師/C.ラフォン=パリアス
・生産者/ヴェルトハイマー兄弟
・騎手/O.ペリエ
4番手を進んだソレミア(12人気、単勝41倍)がゴール目前でオルフェーヴルを交わして優勝した。単勝4.5倍の1番人気に推されたオルフェーヴルは大外18番枠スタートから後方に控えて、道中は折り合いに専念。先導役のアヴェンティーノ(17着)がその任から離れた直線入り口で馬群の外に持ち出されると、一気に伸びて残り300mを切って先頭に立った。一時はソレミアを3馬身ほど引き離したが、内にささって鞍上が追いづらくなったところを交わされた。オルフェーヴルから7馬身差の3着に中団から渋太く伸びたG2ドーヴィル大賞の優勝馬マスターストローク。熱発で回避した全兄ナサニエルに替わって、10万ユーロ(約1000万円)の追加登録料を支払って出走した愛オークス馬グレートヘヴンズは勝ち馬の直後から伸び切れず6着。ランフランコ・デットーリ騎手とのコンビで臨んだ英2冠馬キャメロット(2人気、4.7倍)は不良馬場をこなせず7着。昨年の2着馬シャレータIREは中団から伸びを欠いて9着、G2ニエル賞快勝から追加登録で出走した仏ダービー馬ソノワは直線で失速して15着に沈んだ。
勝ったソレミアは今年5月のG2コリーダ賞(芝2100m)で重賞初制覇。続く8月のG2ポモーヌ賞4着を挟んで臨んだ前走のG1ヴェルメーユ賞は3着に終わっていた。この後はG1ジャパンC(11/25、東京、芝2400m)か、12月の香港国際競走(レースは未定)のどちらかで1戦して年内で引退する予定。スペイン出身のカルロス・ラフォン=パリアス調教師(49歳)は初勝利。オリビエ・ペリエ騎手(39歳)は1996年エリシオFR、97年パントレセレブルUSA、98年のサガミクスで3連覇を達成しており、これが4度目の栄冠(パット・エデリー、イヴ・サンマルタンら4人に並ぶ騎手最多勝タイ)。馬主のヴェルトハイマー兄弟は初制覇だが、その父の故ジャック・ヴェルトハイマー氏は1976年イヴァンジカと81年ゴールドリヴァーで2勝しており、ファミリーで3度目の戴冠となった。牝馬による優勝は昨年のデインドリームGERに続き、史上18頭目(19勝目)。古牝馬の優勝は1993年のアーバンシーUSA以来、19年ぶり7頭目。


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