ニュース

中央 その他

アドマイヤボス産駒がJRA重賞初制覇

HBA日高軽種馬農協が所有する種牡馬アドマイヤボス(牡12歳、父サンデーサイレンス)の産駒アイアンルック(牡3歳、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、3月28日に阪神競馬場で行われたG3毎日杯に優勝。この勝利でアドマイヤボスは、初産駒デビュー5年目にして初のJRA重賞制覇を成し遂げた。
アドマイヤボスは2000年のG2セントライト記念優勝馬。1999年ダービー馬アドマイヤベガの全弟という血統が買われ、02年にHBA門別種馬場で種牡馬入りした。供用初年度に137頭、4年目には158頭の種付頭数を記録したが、デビューした産駒からなかなか活躍馬を出せず、人気が低迷。昨年は33頭とピーク時の1/4まで落ち込んでいた。そんな中、孝行息子が登場、復権のきっかけを掴んだ。
HBA所有種牡馬産駒のJRA重賞制覇は、04年にザグレブ産駒のコスモバルクがG2弥生賞を制して以来、5年ぶりのこと。かつてはテスコボーイ、トウショウボーイなどを擁し、収益の大きな柱となっていたが、近年は不振が続き、種牡馬事業の継続に不安の声が上がっていただけに関係者の喜びは大きい。
HBAでは「種付シーズンはこれからが本番。重賞制覇は最高の宣伝になります」と笑顔。本領を発揮した自慢のサンデーサイレンス後継種牡馬に更なる飛躍を期待していた。


ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外