ニュース

中央 その他

門別競馬の名称は「グランシャリオナイター」―ホッカイドウ競馬

今年からホッカイドウ競馬の開催業務を行うHRA北海道軽種馬振興公社は3月26日に門別競馬場で記者会見を開き、5月20日から同競馬場で実施するナイトレースの名称を「グランシャリオナイター」とすることを発表した。
同競馬は昨年度、北海道が策定した「競馬改革ビジョン」に基づき、門別競馬場を主戦場にすることを決定。ナイター照明やスタンドの新設を進めてきた。リニューアルに先駆け、HRAではナイトレースの愛称を公募。沖縄から北海道まで、全国から1063通の応募があった。
グランシャリオは仏語で北斗七星の意味。2003年まで旭川競馬場で行われていた交流重賞競走G3グランシャリオCの名称復活の声が多かったこと、門別競馬場の所在地である日高管内が7町で構成されていることから選定された。新生ホッカイドウ競馬が全国の競馬ファンに注目される“光り輝く存在”になるようにという願いが込められている。
併せてこの日はリニューアルした各施設の名称も発表。テント構造の新スタンドは「ポラリス☆ドーム」、新スタンドの大型映像装置は「JBCビジョン」、芝のオープンスペースは「とねっこ広場」、入場門は「優駿ドリームゲート」、ファン送迎電気自動車は「ホクトくん1号・2号」と命名された。ほか、新たな整備は、ナイター照明やウイナーズサークルの設置、パドック移設などで、総工費12億3900万円で施工された。
ポラリス☆ドームの収容人員は800名。ドーム内のJBCビジョンは、JBCジャパンブリーダーズカップ協会の支援を受け設置された。ドームやパドック広場は、非開催日には地域住民に開放し、地域と観光客の交流など様々なイベントに活用したいとしている。42基のナイター照明の照度は最大500ルクス。1塔当たり9~20個のライトがあり、試走した騎手によると「明るくて走りやすい」と好評という。また、ドーム裏に移設した新パドックの中央には芝を張り、馬主が中に入れるようにする。
リニューアル工事は現在、最後の調整中。同競馬開幕前の4月27日には、ナイター照明の下、模擬レースが予定されている。


ニュース一覧

  • 全て
  • 中央
  • 地方
  • 海外