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チチカステナンゴ、アドマイヤメインが社台SS入り

昨年の仏ダービー馬ヴィジオンデタの父と知られるチチカステナンゴ(牡11歳、父スマドゥン)が2月10日、今春から種牡馬生活を送る安平町の社台スタリオンステーションに到着した。
同馬は1998年生まれの仏国産馬。現役時はG1リュパン賞、G1パリ大賞典などを制し、仏14戦4勝の成績を収めた。03年に仏国で種牡馬入りすると、初年度産駒からチチクリーシー(G3フォンテンブロー賞)、チナンデガ(G3レゼルヴワール賞)を、2年目産駒からヴィジオンデタ(G1仏ダービー)といった重賞ウイナーを輩出。昨年は仏種牡馬ランキング4位と大躍進を遂げ、種牡馬としての地位を一気に高めた。
厚真町で3週間の検疫を終えた芦毛のG1ウイナーは10日午前11時過ぎ、関係者が待つ同SSに到着。一面の銀世界にも戸惑うことなく、悠然とした様子で用意された馬房へ入った。
初めて実馬と対面した同SS事務局の徳武英介氏は「しなやかな動きはノーザンテーストを彷彿させる」と惚れ惚れした表情。「恵まれたとは言い難い産駒数から重賞勝ち馬を出しているのだから、種牡馬としてのポテンシャルは高いはず」と夢を広げていた。日本でも成功を収めるグレイソヴリン系種牡馬として期待は大きい。種付料は250万円(受胎確認後支払)。次世代を担う新鋭として注目されている。
また、06年の青葉賞、毎日杯を制し、ダービーでもメイショウサムソンの2着と健闘したアドマイヤメイン(牡6歳、父サンデーサイレンス)の種牡馬入りも決まり、同SSに繋養されることになった。
同馬は03年のJRHAセレクトセール出身馬。早来町のノーザンファームから上場されると、4番目の高額となる1億4595万円で取引された。競走成績は22戦4勝(うち海外1戦)。海外からのオファーもあったが、母がクイーンSを勝ったプロモーション、近親にアドマイヤジュピタ(天皇賞・春)がいる優秀な母系を持つサンデーサイレンスの後継として期待できることから、日本で種牡馬入りすることになった。種付料は20万円(産駒誕生後支払)を予定している。
なお、2頭は先に入厩した新種牡馬メイショウサムソン、アドマイヤジュピタとともに2月17日に開催される同SS種牡馬総合展示会(完全招待制)で初披露される。


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