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凱旋門賞馬マリエンバードが帰国

浦河町のイーストスタッドで種牡馬生活を送っていた2002年の凱旋門賞馬マリエンバード(牡11歳、父カーリアン)が、生まれ故郷である愛国へ帰国することになった。
同馬はデビュー3連勝で準重賞を制覇。翌4歳時にG2ヨークシャーCで重賞初勝利を挙げた。5歳になると本格化し、ドイツ賞、バーデン大賞典、凱旋門賞とG1・3連勝を達成。驚異の成長力で一躍欧州古馬トップの座に上り詰めた。通算成績は英仏愛豪・UAE・独17戦8勝。
現役引退後の03年にダーレー・ジャパン(株)とシンジケート(総額6億円)の共同所有となり同スタッドで種牡馬入り。日本でも実績を残すカーリアンの後継種牡馬として、初年度から4年連続で90頭前後の繁殖を集める人気を誇った。しかし、06年にデビューした初産駒が期待ほど活躍せず、人気が低迷。昨シーズンは34頭、今シーズンは16頭と種付頭数が激減したこともあり、シンジケートの解散が決まった。主な産駒にメイショウキトリ(JRA3勝)、マイネルダイナモ(JRA3勝)がいる。
現在、同馬は輸出へ向け、出国検疫中。12月中旬に海を渡り、愛国のキルダンガンスタッドで繋養される予定という。照会先の(株)ジャパンレースホースエージェンシーでは「残念ながら日本では思ったほどの成果を挙げられませんでした。海外で真価を発揮してほしい」と母国での活躍を祈っていた。


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