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日本産馬エルドラドがシンガポールG1を制覇

11月30日にシンガポールのクランジ競馬場で行われたローカルG1シンガポールゴールドC(芝2200m、総賞金約8100万円)において、日本産馬エルドラド(セン4歳、高岡秀行厩舎、父ステイゴールド)が優勝する快挙を成し遂げた。
日本産馬がシンガポールのG1レースを制したのは、2006年、07年シンガポール航空国際Cを勝ったコスモバルク、シャドウゲイト以来のこと。ホッカイドウ競馬から03年に同国の調教師に転身した高岡師にとっては、開業6年目でのG1初制覇となった。
また、ステイゴールド産駒の海外G1制覇も初めて。父ステイゴールドは現役時代、香港でG1香港ヴァーズを制しており、日本競馬史上初の内国産父仔2代による海外G1制覇という偉業を達成した。
エルドラドは06年のひだかトレーニングセール出身馬。公開調教でラスト1ハロン12秒1をマークし、大谷正嗣氏に525万円で購買された。同年11月にデビューすると、南半球産馬よりも半年ほど生まれの遅いハンデもあって1年近く勝てなかったが、昨年10月に初勝利を挙げると3連勝を記録。今年7月のローカルG1シンガポールダービーでは2着に入る健闘を見せていた。
同馬のマネージメントを手掛ける(株)スターレーシングの三浦啓一代表は「国際レースではありませんが、シンガポール航空国際Cに次ぐ大きなレースです。日本産馬のレベルの高さを証明できて嬉しい限り」とニッコリ。トレーニングセールに上場した新冠町・大作ステーブルの村田大作氏は「ステイゴールド産駒にしては大きい馬だったので印象に残っています。海外の大きなレースに勝つような馬を手掛けることができたのは励みになります」と歴史的快挙を喜んでいた。


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