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ザルカヴァ引退、繁殖入り

現地時間10月13日、先日のG1凱旋門賞を制した牝馬ザルカヴァ Zarkava(牝3、仏A.ド・ロワイユ-デュプレ厩舎)の引退が発表された。繁殖牝馬としての価値を考慮されてのもので、来年はダラハニ Dalakhani が種付けされることも合わせて発表になっている。
アガ・ハーン殿下のオーナーブリーディングホースであるザルカヴァは、父ザミンダー Zamindar、母ザルカシャ Zarkasha、母の父カヤージ Kahyasi という血統の愛国産馬。通算成績は7戦7勝で、G1凱旋門賞、G1プールデッセデプーリッシュ(仏1000ギニー)、G1ディアヌ賞(仏オークス)、G1ヴェルメーユ賞、G1マルセルブーサック賞とG1を5勝したほか、G3グロット賞も制している。
初年度の配合相手となるダラハニ(牡8、父ダルシャーン Darshaan)も、やはり殿下のオーナーブリーディングホース。現役時は2~3歳時9戦8勝で、3歳時(2003年)に全欧年度代表馬、全欧最優秀3歳牡馬に選出された。G1凱旋門賞、G1ジョッキークラブ賞(仏ダービー)などG1を4勝している。
4歳時(2004年)から種牡馬入りしたダラハニのファーストクロップは現在3歳。産駒は距離が延びるに連れて続々と台頭し、ムーンストーン Moonstone(G1愛オークス)、コンデュイト Conduit(G1英セントレジャー)がクラシックウイナーとなった。
この2頭のほかにも産駒からはセンテニアル Centennial(G2グレートヴォルティジュールS、G3クラシックトライアル)、デモクレイト(G2オカール賞)など、重賞勝ち馬4頭が誕生。10月14日現在で英愛総合リーディング9位につけている。


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