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ビッグブラウン引退、カーリンはBCへ

現地時間10月13日、米ニューヨーク州アケダクト競馬場でG1BCクラシック(10/25、サンタアニタ、AW10F)に向けてトレーニングが積まれていた今年の米2冠馬ビッグブラウン Big Brown(牡3、米R.ダトローJr.厩舎)が、調教中に交突を起こして右前脚の蹄と蹄球部を大きく損傷。このまま引退、種牡馬入りすることになった。
ビッグブラウンは13日朝、アケダクト競馬場の芝コースで同厩のキップデヴィル Kip Deville(昨年のG1BCマイルを制覇)と併せ馬を行った。6ハロン1分12秒89という時計を出して引き上げてきた後、右前脚のケガが判明。完治には2~3カ月を要すると診断され、目標としていたG1BCクラシックには到底間に合わないことから、オーナーサイドが引退の決断を下した。
ビッグブラウンを種牡馬として繋養する権利は、5月のG1プリークネスSの直後にケンタッキー州のスリーチムニーズファームが取得済み。足元の様子が落ち着いてから同ファームに移動、種付け料などの条件についても近日中に発表される見込みだ。
ビッグブラウンは父バウンダリー Boundary、母ミエン Mien、母の父ヌレエフ Nureyev という血統の米国産馬。通算8戦7勝で、G1ケンタッキーダービーとG1プリークネスSの米2冠のほか、G1フロリダダービーとG1ハスケル招待Hを制しており、延べG1・4勝を挙げている。
そしてこの数時間後、古馬の雄カーリン Curlin(牡4、米S.アスムッセン厩舎)がカリフォルニア州サンタアニタパーク競馬場のオールウェザーコースで、僚馬ハワイコールズ Hawaii Calls と併せて5ハロン59秒11という時計を出した。サンタアニタの馬場に好感触を得た陣営はその翌々日の15日に、カーリンをG1BCクラシックに出走させると表明している。


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