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カーリン、北米賞金王に/ジョッキークラブゴールドC

現地時間9月27日、米ニューヨーク州ベルモントパーク競馬場でG1ジョッキークラブゴールドカップ(3歳上、ダ10F、8頭)が行われ、昨年の米年度代表馬カーリン Curlin(牡4、米S.アスムッセン厩舎、R.アルバラード騎手)が完勝した。勝ち時計は2分1秒93、馬場状態は Sloppy(不良)だった。
このレースで1着賞金45万ドルを獲得したカーリンは、通算獲得賞金を1024万6800ドルとし、シガー Cigar の999万9815ドルを抜いて歴代トップに立った。
5~6番手からレースを進めたカーリンは、レース中盤から徐々に進出。最終コーナー出口で前を行くワンダリンボーイ Wanderin Boy、マーチャントマリーン Merchant Marine の2頭に並びかけると、直線ではいつものように力強い末脚を披露。粘るワンダリンボーイを力で3/4馬身ねじ伏せた。
前走G1ウッドワードSではカーリンから2-3/4馬身差の3着に敗れていたワンダリンボーイは、今回その差を詰め、健闘の2着。さらに3-3/4馬身差開いた3着にはマーチャントマリーンが粘りこんでいる。
勝ったカーリンは父スマートストライク Smart Strike、母シェリフスデピュティ Sherriff's Deputy、母の父デピュティミニスター Deputy Minister という血統の米国産馬で、通算15戦11勝。ローヤーロン Lawyer Ron(07年米最優秀古牡馬)を撃破した昨年に続くこのレース連覇で、G1は7勝目となる。
この勝利で通算獲得賞金を1千万ドルの大台に乗せたカーリンは翌28日、カリフォルニア州サンタアニタパーク競馬場に移動した。陣営は新装なったオールウェザー馬場の感触をカーリンに確かめさせた上で、10月25日に同競馬場で行われるG1BCクラシック(AW10F)への出否を決定する心算だ。
<北米通算獲得賞金ランキング>
1.カーリン Curlin
1024万6800ドル
2004年生、父スマートストライク Smart Strike
15戦11勝、現役、G1BCクラシック、G1プリークネスS、G1ドバイワールドCなどG1・7勝
2.シガー Cigar
999万9815ドル
1990年生、父パレスミュージックUSA Palace Music
33戦19勝、G1BCクラシックなどG1・11勝、第1回ドバイワールドC(当時一般戦)勝ち馬
3.スキップアウェイ Skip Away
961万6360ドル
1993年生、父スキップトライアル Skip Trial
38戦18勝、G1BCクラシックなどG1・10勝
4.ファンタスティックライトUSA Fantastic Light
848万6957ドル
1996年生、父ラーヒ Rahy
25戦12勝、G1BCターフなどG1・5勝(英調教馬)
5.インヴァソール Invasor
780万4070ドル
2002年生、父キャンディストライプス Candy Stripes
12戦11勝、G1BCクラシック、G1ドバイワールドCなどG1・6勝
6.プレザントリーパーフェクト Pleasantly Perfect
778万9880ドル
1998年生、父プレザントコロニー Pleasant Colony
18戦9勝、G1BCクラシック、G1パシフィッククラシック、G1ドバイワールドC
7.スマーティジョーンズ Smarty Jones
761万3155ドル
2001年生、父イルーシヴクオリティ Elusive Quality
9戦8勝、G1ケンタッキーダービー、G1プリークネスS
8.シルバーチャームUSA Silver Charm
694万4369ドル
1994年生、父シルヴァーバック Silver Buck
24戦12勝、G1ケンタッキーダービー、G1プリークネスS、G1ドバイワールドC
9.キャプテンスティーヴUSA Captain Steve
682万8356ドル
1997年生、父フライソーフリー Fly So Free
25戦9勝、G1ドンH、G1ドバイワールドCなどG1・4勝
10.アリシーバ Alysheba
667万9242ドル
1984年生、父アリダー Alydar
26戦11勝、G1ケンタッキーダービー、G1プリークネスS、G1BCクラシックなどG1・9勝
※2008年9月28日現在、米エクイベース社データより。北米で出走歴のある馬が対象で、北米以外の賞金も全てドル換算。


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