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ムハンマド殿下とファーブル師、フランスで夢の提携実現へ

ダーレーグループの総帥ムハンマド殿下とフランスで21年間にわたって首位に君臨するアンドレ・ファーブル調教師が、より深い提携関係を結ぶことが明らかになった。ムハンマド殿下とファーブル調教師は、これまでもウィングドラヴ(G1愛ダービー)など何頭かの馬でパートナーとなっていたが、今回発表されたプランによると、ムハンマド殿下がシャンティイにある旧ロートシルト厩舎(約110馬房)をファーブル師から購入し、そこを借り受ける形で管理をファーブル師が行うという。ムハンマド殿下にとっては、欧州を代表する調教師と組むことで近年の成績不振から脱却するための強力なパートナーを得ることになる。また、今年1月にアガ・ハーン殿下と袂を分かって以来成績が伸び悩んでいるファーブル師にとっては、ムハンマド殿下の全面的なバックアップを受けてJ.-C.ルジェ師にリードを許しているリーディング争いでの巻き返しや、経営の安定化を図るメリットを有している。ムハンマド殿下は本格的なフランス競馬参戦を睨んで8/15~18に行われたアルカナドーヴィルイヤリングセールで総額約500万ユーロ(約8億円)を投じて15頭の1歳馬を購買しており、まだ入厩先の決まっていない2歳馬なども旧ロートシルト厩舎に送り込まれる可能性がある。両者は緩やかなパートナーシップを望んでおり、ファーブル師はこれまで同様に他のオーナー所有馬の預託も継続。ムハンマド殿下も現在所有馬を管理しているそのほかの厩舎との関係を続けることになっている。


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