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カジノドライヴ楽勝/ピーターパンS

現地時間5月10日、米ニューヨーク州ベルモントパーク競馬場でG2ピーターパンS(3歳、ダ9F、9頭)が行われ、1番人気(※)のカジノドライヴUSA(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎、K.デザーモ騎手)が2着のミントレーン Mint Lane に5-3/4馬身差をつけて楽勝した。勝ち時計は1分47秒87、馬場状態は Fast(速)だった。
なお、同じ藤沢厩舎のステーブルメイトであるスパークキャンドルUSA(牡3、父エーピーインディ A.P. Indy)は、道中2番手を追走したものの直線を迎える前に後退、6着に敗れている。
カジノドライヴUSAは最内枠からのスタート。ゲートはさほど速くなかったものの、行き脚がついてすぐに挽回。ミントレーン、スパークキャンドルUSAを射程圏に捉える絶好の3番手を追走した。
最終コーナーで人気の一角を占めたゴールデンスパイクス Golden Spikes が早めに外から進出、前を行く2頭に並びかけたところでスパークキャンドルUSAが脱落。さらにゴールデンスパイクスはミントレーンに馬体を併せに行ったが、その間を割るように内から勢い良く出てきたのがカジノドライヴUSAだった。
直線入口で先頭を奪うと手応え通りの伸びを見せ、あっという間にミントレーン、ゴールデンスパイクスを置き去りに。文句なしの内容で完勝した。
カジノドライヴUSAは父マインシャフト Mineshaft、母ベターザンオナー Better Than Honour(母の父デピュティミニスター Deputy Minister)という血統の米国産馬。通算2戦2勝で、重賞は初勝利となる。
次走は米三冠最終戦である6月7日のG1ベルモントS(ベルモント、ダ12F)。一昨年は半兄ジャジル Jazil(父シーキングザゴールド Seeking The Gold)が、昨年は半姉ラグズトゥリッチズ Rags to Riches(父エーピーインディ)がこのレースを制しており、きょうだいによる三連覇なるかが注目される。
※馬券上は同厩・同馬主のスパークキャンドルUSAとカップリングされ、2頭で1頭として扱われた。


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