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カーリンがローヤーロンを下す/JCGC

現地時間9月30日、米ニューヨーク州ベルモントパーク競馬場でG1ジョッキークラブゴールドカップ(ダート10ハロン、3歳上、7頭)が行われ、2番人気のカーリン Curlin(牡3、米S.アスムッセン厩舎、R.アルバラード騎手)が、1番人気のローヤーロン Lawyer Ron を2着に下して優勝した。勝ち時計は2分1秒20、馬場状態は Fast(速)だった。
G1ホイットニーH、G1ウッドワードSと連勝を飾り、一躍東海岸古馬の大将格に登りつめたローヤーロンが、G1プリークネスSの覇者カーリンの挑戦をどう受け止めるかがレースの焦点だった。
スタートこそさほど速くなかったローヤーロンだが、二の脚がつくとすぐに2番手に取り付いた。カーリンは後方から徐々にポジションを上げ、直線入口ではローヤーロンの直後まで進出した。
直線、ローヤーロンが鋭い反応を見せて後続を突き放しにかかる。これに唯一頭だけ追いすがったのがカーリン。ローヤーロンは最後、半ハロンほどの地点で脚色が若干衰えたが、逆にカーリンは加速。一気に捉えて差し切り勝ち。2頭の着差はクビ差だった。
カーリンは父スマートストライク Smart Strike、母シェリフスデピュティ Sherriff's Deputy(母の父デピュティミニスター Deputy Minister)の米国産馬で、通算8戦5勝。G1プリークネスSに続く2つ目のG1タイトルを手にした。
G1プリークネスSでもケンタッキーダービー馬ストリートセンスを最後の1完歩で差し切って見せたカーリン。その確かな末脚は当然G1BCクラシック(10/27、モンマス、ダート10ハロン)でも脅威の存在になる。


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