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ディラントーマス完勝/愛チャンピオンS

現地時間9月8日、愛レパーズタウン競馬場でG1愛チャンピオンS(芝10ハロン、3歳上、6頭)が行われ、単勝1.33倍というダントツの1番人気に推されたディラントーマス Dylan Thomas(牡4、愛A.オブライエン厩舎、K.ファロン騎手)が勝利を収めた。勝ち時計は2分2秒7、馬場状態は Good to Firm(良)だった。
ディラントーマスは4番手からの競馬。直線を迎える前にマクって出るとアッサリ突き抜け、易々とこのレース連覇を達成。力の違いをまざまざと見せつけた。
それぞれ先行して粘った2着のデュークオブマーマレード Duke of Marmalade、3着のレッドロックキャニオン Red Rock Canyon は、ともに勝ち馬と同じ愛エイダン・オブライエン師の管理馬で、クールモアグループの所属馬。
このクールモア=オブライエンの最強タッグによるG1・1~3着独占は、実に今季3度目(他2回はG1愛ダービー、英G1セントジェームズパレスS)。ちなみに、今季は重賞29勝、うちG1・12勝という圧倒的な戦績を誇っている。
昨年のG1BCターフ勝ち馬レッドロックス Red Rocks は4着、重賞7勝の実績を誇りながらG1になるとツメが甘くなるマラーヘル Maraahel は5着と敗れている。
注目された牝馬フィンスケールビオ Finsceal Beo(英・愛の両1000ギニーを制覇)は殿り負け。6月のG1コロネーションS以来と間隔が開いたこと、初の10ハロン、初の古牡馬相手の競馬。厳しい条件は確かに揃っていたが、前走コロネーションS同様、好調時の勢いが感じられないのが気がかりなところだ。
勝ったディラントーマスは父デインヒル、母ラグリオン Lagrion(母の父ダイイシス Diesis)の愛国産馬で、通算成績は17戦9勝。G1タイトルは昨年のG1愛ダービー、G1愛チャンピオンS、今年の仏G1ガネー賞、“キングジョージ”に続き5つ目となる。


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