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キングズゲートネイティヴV/ナンソープS

現地時間8月23日、英ヨーク競馬場でG1ナンソープS(芝5ハロン、直線、2歳上、16頭)が行われ、7番人気の2歳馬キングズゲートネイティヴ Kingsgate Native(牡、英J.ベスト厩舎、J.クイン騎手)が、並み居る古馬を抑えて優勝した。勝ち時計は58秒14、馬場状態は Good(稍良)だった。
84年にG1に昇格して以降、このレースを制した2歳馬は、92年にデビュー5連勝でここを制した牝馬リリックファンタジー Lyric Fantasy 以来15年振り2頭目となる。
先団からレースを進めたキングズゲートネイティヴは追い出されると馬場中央を鋭く伸び、2着のデザートロード Desert Lord(G1アベイドロンシャン賞)に1-3/4馬身差をつけてゴールイン。およそ2歳馬とは思えない、全く堂々たる勝ちっぷりであった。
さらに驚いたことに、キングズゲートネイティヴはこのレースまで2戦して2着が2回で、このレースが実は初勝利だった。前走はG3モールコームS2着で決して弱い相手ではなかったこと、また今回古馬とは最大で24ポンド(約10.8キログラム)の斤量差があったことを考慮しても、やはり驚くべき勝利だといえるだろう。
キングズゲートネイティヴは父ムジャディル Mujadil、母ネイティヴフォース Native Force(母の父インディアンリッジ Indian Ridge)という血統の愛国産馬で、通算3戦1勝。この後はG1アベイドロンシャン賞(10/7、ロンシャン、芝1000m、2歳上)へ。再度の古馬撃破を目論んでいる。


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