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フィンスケールビオが完勝―英1000ギニー

現地時間5月6日、英ニューマーケット競馬場で日本の桜花賞に当たるG1英1000ギニー(芝8f、3歳牝、21頭)は、単勝2.25倍の1番人気に推されたK.マニング騎手騎乗のフィンスケールビオ Finsceal Beo(牝3・愛J.ボルジャー厩舎)が優勝した。馬場状態はGood to Firm(良)、勝ち時計は1分34秒94だった。
フィンスケールビオは外ラチ沿いに形成された馬群の中で先行集団を見る形で追走。残り2fで苦しくなった他馬の脚色が次々と衰える中、1頭だけ最後までしっかりとした末脚を見せ、2着のアーチスイング Arch Swing に2馬身半差をつけて完勝した。
フィンスケールビオは父ミスターグリーリー Mr. Greeley、母ミュージカルトリート Musical Treat(母の父ロイヤルアカデミーII)の愛国産馬で、通算成績は6戦4勝。昨年は仏G1マルセルブサック賞を5馬身差で制し、カルティエ賞最優秀2歳牝馬にも選出。ここは今季初出走だった。次走は5月27日のG1愛1000ギニー(カラ、芝8f)を予定。また、馬名の "Finsceal Beo" はアイルランド語(※)で "Living Legend(=生ける伝説)" という意味を持つ。
※アイルランド語…アイルランドの第一公用語で、アイルランド・ゲール語とも呼ばれる。古代からアイルランドに居住したケルト人が用いたケルト語から派生した言語。現在は英語にその座を取って代わられつつあるのが現状だが、文化的な側面から保護政策が取られている。


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