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“アドマイヤ”ドン&マックスに初年度産駒

史上最多タイのG1・7勝を挙げたアドマイヤドン(牡8歳、父ティンバーカントリー)と、2005年のG1高松宮記念優勝馬アドマイヤマックス(牡8歳、父サンデーサイレンス)の、“アドマイヤ軍団”2頭のG1ウイナーに待望の初年度産駒が続々と誕生している。
3月4日に浦河町の鎌田正嗣氏の牧場で産声を上げたのは、アドマイヤドンの鹿毛の牡駒。母レッツビギン(牝19歳、父パドスール)は、アドマイヤキッス(G2ローズS)のおばに当たる。
前人未到のJBCクラシック3連覇など、芝・ダートのG1レースを7勝したアドマイヤドンは昨年、日高町のブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬入り。しかし、シーズン直前に腸ねん転を発症。開腹手術を受けた。「生死に関わる重傷」と種付業務に黄信号が灯ったが、驚異的な回復力を見せ、現場復帰。執刀獣医がいる安平町の社台スタリオンステーションに繋養され、80頭の種付けをこなした。国内外でG1ホースを送る国際派種牡馬ティンバーカントリーの後継として期待を集めている。
一方、アドマイヤマックスの初年度産駒の一頭は、浦河町の辻牧場で誕生。母にアドマイヤラピス(牝15歳、父ビーマイゲスト)を持つ3月3日生まれの栗毛の牡馬で、半兄にアドマイヤホープ(G1全日本2歳優駿)、アドマイヤフジ(G2日経新春杯)を持つ“アドマイヤ”所縁の血統だ。
G1高松宮記念、G3富士S、G3東京スポーツ杯2歳Sなどを制したアドマイヤマックスは昨年、総額3億6000万円(1株600万円×60口)のシンジケートが組まれ、新冠町のビッグレッドファームで種牡馬入り。初供用となった昨シーズンは84頭の種付頭数を記録した。“SS×ノーザンテースト牝馬”配合のG1ホースとして人気が高く、将来が嘱望されている。


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