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JBBA寄贈馬、シンガポールで初勝利

JBBA日本軽種馬協会が昨年、STCシンガポールターフクラブへ寄贈した調査馬が、3月2日の未勝利戦(ダ1200m)で待望の初勝利を挙げた。
日本寄贈馬として最初の勝ち馬となったのは、サイレントタッチ(牡3歳、父ロイヤルタッチ、日高町・宝寄山忠則氏生産)。昨年5月に札幌競馬場で行われたHBA日高軽種馬農協主催のトレーニングセールでJBBAが714万円で購買した市場取引馬だ。
JBBAは軽種馬海外流通促進事業の一環として、昨年のHBAとひだか東農協が主催するトレーニングセールで一頭平均642万6000円で10頭を購買し、STCへ寄贈。STCは入札によって希望馬主へ配布していた。勝利の報せにJBBAは「嬉しい限り。半年以上早い南半球産馬たちを相手にした勝利なので価値がありますね」と笑顔。海を渡った寄贈馬たちの今後の活躍に期待していた。
また、この勝利は同馬を管理する仁岸進調教師にとっても、記念すべきシンガポール初勝利となった。仁岸調教師は元宇都宮競馬に所属し、北関東三冠馬のフジエスミリオーネなどを手掛けた。2005年3月に宇都宮競馬が廃止されたため、昨年9月からシンガポールで厩舎を開業していた。


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