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ロックオブジブラルタル、JBBA静内到着

G1・7連勝の世界記録を持つ“ザ・ロック”こと、ロックオブジブラルタル(牡8歳、父デインヒル)が2月9日午後12時30分、繋養先となる新ひだか町のJBBA日本軽種馬協会静内種馬場に到着した。
同馬の競走成績は愛英仏米13戦10勝。デビュー6戦目の仏グランクリテリウムから、デューハーストS、英2000ギニー、愛2000ギニー、セントジェイムズパレスS、サセックスS、ムーランドロンシャン賞まで、世界記録となるG1・7連勝を達成。史上最強マイラーの異名をとり、2002年の欧州「カルティエ賞」の年度代表馬と最優秀3歳牡馬のタイトルを獲得した。
現役引退後は愛豪のクールモアスタッドで種牡馬入り。昨年デビューした初年度産駒は、マウントネルソンがG1クリテリウムアンテルナシオナルを制するなど、期待に違わぬ活躍を見せている。世界的大種牡馬デインヒルの最高傑作として評価も高く、他国へは門外不出と思われていたが、ビッグネームの獲得に動いていたJBBAが導入に成功。鳴り物入りでの来日となった。
馬運車から降り立った同馬は、長旅の疲れもなく元気一杯。時折立ち上がる仕草を見せ、出迎えた関係者らに鎧のような重厚な筋肉をまとった馬体を誇示した。到着時の馬体重は543キロ。体調もベストに近いという。
種付料は420万円。JBBA静内種馬場の木村慶純場長は「120頭の配合頭数枠に約500頭の申し込みが集まり、最終的に130頭の繁殖が選定されました。周囲の期待に応えられるよう、無事にシーズンを送ってほしい」と看板種牡馬の入厩を喜んでいた。


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